自宅にて映画を観ていた。

マッシュポテト、山、UFO。

約2時間の映画。
後半1時間はひと時も目を離せないほどの展開で、わたくしは頗る興奮していた。

そんな熱中時代に、腹痛・・・

映画の世界に浸っていたいわたくしは、便意を無視した。いや、無視したつもりになっていたという表現のほうが良いだろう。
しかし腹痛に負けて、わたくしは映画を一時停止してトイレに行った。

トイレから戻り、再生をする。ストーリーはクライマックスへと移って行き、わたくしの脳内は宇宙人との接触の現場に居合わせているような錯覚に陥っていた。

なのにまた腹痛。

結局わたくしは後半1時間の間に3回もトイレに行ったのである。
これは困った。
便座に腰を下ろしながら思索した。

「なぜリビングに便器がないのだ」

「排便というのは汚いからだ。ご不浄などという言葉もある。」

「でも最近のトイレって臭いの処理もできるし、外に飛び散るということもないのだからトイレという空間を設置する必要もないのじゃないか」

「そこまで臭いわけでもないのになぜトイレは特別室なのだろう」

「恥ずかしいからではないか」

「おー、確かに恥ずかしいぞ」

「明らかに排便をしているあのスタイル自体が恥ずかしいのではないか」

「うん、便座に座るときは、椅子に座るときの心構えとは明らかに違う」

上記ミーティングによって何かしらわたくしは納得したのだ。

ソファー型便器を作れば良い。
和室には座布団型便器だ。

テレビを観ながら排便である。
丁寧に立てられた抹茶を頂きながら排便である。

「~リラックスしたままで快適トイレッティング~by TOTO」

「~ラグジュアリーな空間に足りなかったのは便器でした~by INAX」

代表的な各社が素敵便器を開発してくれることだろう。
そうしてお腹の弱いわたくしが安心して暮らせる社会になれば良い。
全国の胃腸の弱い人々も喜んでくれるかもしれん。

新しいアイデアは否定しないと気が済まない日本だから反対勢力もあるだろうけど、否定しながら自分の意見を持っている人は僅かだから心配ない。

全ての椅子が便器になることを願う。
地球に優しく、お腹に優しく。


【サックスとfujiborn】
肺ではなくお腹から空気を押し出すイメージで吹きます

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