気温と湿度の高さにすっかり飽きてしまい眠ることが少々困難なものだから、シャーツィーを脱いでみる。
それでも株は抜けません。そこで更にパンツィーヌを脱いで多少は改善されたもののまだ快眠できそうにないのである。

それよりもこのような格好、いや格好というよりもナチュラルスタイルで眠っていて緊急事態が起こっては逃げ出すこともままならないではないかと心配でたまらなくなったのである。

そこで、日本で最もダンディズムなスタイルで眠ることにしたのだ。

身につけるのは、薄手のブラックソックス、そして見事なまでに磨き上げられたブラックレザーシューズである。
新品の光沢ではなく、そこそこ履き慣れて自らの足の形状にマッチしてきたベテランレザーシューズでなければならない。

大人の男はこれで良いのである。
ソックス&レザーシューズ以外に身につける必要はない。寧ろそれ以外に身につける理由は何なのかと聞きたくなる程である。

こんな素敵なスタイルで横たわる自分を誰かが見たらどんなに驚くことだろうかと考えていたら楽しくてたまらなくなった。

「これぞ日本男児ぞ」
「男の中の男の中の男」
「21世紀のファッションリーダー」
「オシャレナンバーワン」

小生に勝手な称号をつけるに違いない。そして、悔しいけれど認めざるを得ない状況に、或は憤怒し或は感涙するのだ。

すっかり胸踊る気分になると同時に頗る眠くなったので寝てしまったが、夢の中で小生は手錠をかけられパトカーに乗せられていたのだ。
ドナドナドナドナ・・・


【サックスとfujiborn】
リズムに合わせるのとタイミングに合わせるのとは違うのです

サウンドトレジャー
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