「楽器が上手い」と感じる要素の一つとして「音色の良さ」があります。

色々なプロの奏者さんと共演して、全員に共通していることは「音が美しい」ことです。



僕のレッスンでも、ある程度レベルアップしたタイミングで「綺麗な音を出す」ということをアドバイスします。
しかしこれが意外と難しくて、伝わりにくい要素だということを実感しています。



例えばギターでCのコードを押さえる場合に、押さえる箇所が合っていれば取りあえずCのコードをマスターしたことになります。初心者のレッスンでは押さえ方が合っていてある程度音が鳴っていれば良しとします。
しかし、ギターの音色としてCのコードがきちんと押さえられていると言えるのは1弦から6弦まで全ての弦が綺麗に鳴っている状態です。


サックスであれば、ラの押さえ方ができて息がきちんと入っていればラの音は出ます。僕の教室に体験レッスンで来られて、初めてサックスを吹く方にもラは出せます。
しかし、それが魅力的で切なくて甘いサックスの特徴的な音色かといえばそうではないのです。



では「音色の美しさ」はどうやって作っていくのか。

◆イメージ
好きなプレイヤーの音色でも良いですし、色々な演奏を聴いてみるのも良いです。その中で自分が綺麗だと感じる音色のイメージを作ることが大切です。

◆安定した演奏の練習
音を間違えることをなくすのは当然として、ギターであれば音がビビったりミュートがかかったよりしないように、サックスであれば音が割れたり裏返ったりしないように。といったことを常に注意しながら練習をしていきます。

◆自分の楽器の音を聴く
とても基本的なことです。生徒さんの中にも時々おられますが、間違えたことや音が鳴っていないことに気付かない人がいます。リズムや伴奏に合わせることに集中しすぎて音色が耳に入らないのです。
自分の音をじっくりと聴くには演奏自体に有る程度の余裕が必要となります。そのくらいまで練習をしましょう。
初心者の方であれば、毎回の練習を録音して聴いて確認するのが良いです。



アコースティックギターなら、コードストロークの「ジャラーン」という響きやアルペジオの音色。サックスなら伸びやかな音や艶のある音色。
きっとそんな演奏に憧れて楽器を購入したのではないかと思います。


僕の経験上、ライブでお客さんの印象に残るのはテクニカルな演奏をした部分よりも一つひとつの音を大切にしたバラードであることのほうが多いです。
「楽器の役割は音を出すこと」であれば「美しい音色」というのが基本的であり最も重要なことであると理解できるのではないでしょうか。





【サックスとfujiborn】
リガチャーを変えることで音のキャラクターを変化させることができます

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