いつも通りの朝かもしれないがいつも通りの朝ではございませぬ。
今日も太陽の表面から発せられた光は8分19秒かけて宇宙空間を移動し、地球へと届いておるのです。

46億年の地球で起こった出来事、炎の時代や氷の時代。

わたくし達が生きております今日の地球。
これは一つの星の一生の中におきましては奇跡の時代なのかもしれませぬ。
刻々と変化しておるでしょうから、昨日と今日とでは朝は同じではないのです。

日々同じことの繰り返し。
そんな風にしか感じることのできなかった頃もございますが、日々は明らかに違いますし、人の気持ちもまた、日々移ろうものでございます。
珈琲もそうです。

焙煎直後は味が荒いといいますか、苦みや酸味の棘がございますが、3日を過ぎたあたりから味が落ち付いてまいります。そうしまして7日から10日目あたりが美味しさのピークでございます。焙煎から凡そ1ヵ月程度が美味しさを維持できる期間です。

日々、珈琲豆を挽きましてネルドリップで淹れておりますと、手動ミルでの挽きの感触、珈琲豆から発する薫り、ネルドリップ時の豆の膨らみ加減、そして出来上がった珈琲からの薫りと味。
どれもが毎日違うのです。体調や睡眠時間、前日の夕食のメニューや気温など珈琲以外に起因することも味に影響します。

今日の珈琲を飲みながら、今日の朝を感じます。
たった1杯の珈琲でさえ日々こんなに変化するのだから、わたくしの見ている朝はもっと劇的に変化しているのでございます。
それを感じると宇宙の状況をイメイジすると共に宇宙空間を漂う感覚になりますから、気が付くとお星様に包まれまして、あれでこれで。

おわり


【サックスとfujiborn】
ダイアトニックコードとダイアトニックスケールを覚えましょう

サウンドトレジャー
http://93.xmbs.jp/st0925inoue/